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晩夏の海月
時折半透明になりながら、ぽちぽち物書きしています。
紺堂カヤ『間引き前』について
6月に入ってしまいましたね!
いかがお過ごしでしょうか、私は、ベランダでトマトを育てています。(笑)

さて、3月24日に発売された、われらがつばめ綺譚社の代表・紺堂カヤ作『間引き前』
カヤちゃんから郵便で送ってもらい、即日読みまして!
『口笛~』とはまた違った魅力のある作品でした。

普段、感想は口頭か突撃直メール(なんじゃそら)なのですが、
たまには作品紹介も兼ねてここに記してみたいと思います。
とはいえ、あくまで個人的な感想です。
ネタバレは極力しないつもりですが、「まっさらな状態で読みたい!」という方はご注意くださいませ。

それでは、感想は「続きを読む」からどうぞ。
紺堂カヤ『間引き前』私的感想


「太陽」
 カヤちゃんの作品をいちばん最初に読ませてもらったのが、おそらくこの短編でした。
 A4のコピー用紙に印刷したものを、お手紙に同封してくれたことをよくおぼえています。
 いつか誰かが見た、おそらく(←傍点を付けて)、夢の話。
 夢の中の照度というのはどうしてこうも薄暗いのでしょうね。
 文章を書くにあたり、決して真似ではなくとも、これまで読んできた作品は必ず影響するものと思いますが、
 カヤちゃんのまさに「夏目漱石からハルヒまで」の守備範囲を感じさせる作品だと思います。


「何がどうでも君が好き」
 大学の軽音楽部のお話。
 部室の雰囲気であったり、友人への気持ちや憧れ、というような・・・
 こう概念で書いてしまうと陳腐になるようなものを、
 風景描写や登場人物の独白の中での比喩等で、大学という独特の場所や、若者ならではの空気感を
 バッサリと潔く切り取って目の前に存在させてくれる作品。
 ふわふわしていたり淡々としているようでいて、誰の気持ちも胸に迫る。どんどん、行間を深読みしたくなる。
 これ、登場する全てが、「紺堂カヤ」・・・じゃなく「カヤちゃん」、なのではないだろうか?
 誰かひとりに投影するのではなく、殆ど全てのキャラクターについてそう思わせる視点が素晴らしい。
 しかし、これはまだ「カヤちゃん」の全てでも、「紺堂カヤ」の全てでも、ない。
 そう思うと今後これからもとても楽しみになります。


「水風船」
 人混みをうまく歩ける(し、うまく歩くと周りから思われてる)人だって、いつだってうまく歩けるわけではないよね、
 華やかなはずのお祭りの喧騒も、ふっと冷静になったら、ひどく孤独に感じたりして。
 頑張り屋さんの主人公を応援したくなるお話でした。


『間引き前』というタイトルは”ふっと思いついて、書いてみたもの、をそのまま収録している短編集”だとのことです。(Web版つばめ報の記事より抜粋)
全体を通して、良い意味で荒削りなその削り口から、作者の感性が生々しく覗き見られる作品であると思いました。
要約すると「ちょうおもしろかった!ありがとうカヤちゃん!」なんですけどね(笑)


以上、感想でした。

※冒頭にも書きましたが、あくまで個人的な感想です!
 知人だから特にそう思う、という部分もあるかもしれません。
 小説が気になられた方はぜひ、イベント等でお手に取ってご覧くださいませ!
 本物を見るのがいちばんですから。



え!自分の原稿・・・?





(σゝ×・)おくちミッフィー! (!!!)


それではっ! |彡 (!!!!)
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