FC2ブログ
晩夏の海月
時折半透明になりながら、ぽちぽち物書きしています。
あまぶん委託販売のお知らせ
遅まきながら「とうらぶ」を始めた伴です。
本丸は、蜂須賀のこてっちゃんです。いいパープル。(?)

さて、15日の関西コミティアも無事終了いたしました。
代表、お疲れさまでした!!
ご報告はいつものとおりWeb版つばめ報に!
ほんとに毎度私の更新は遅くて申し訳ないです><
改めて、ありがとうございました!

そしてお知らせです♪
7月18日(月・祝)の「尼崎文学だらけ」で、つばめ綺譚社の作品を委託販売していただきます。
 あまぶん公式サイトは→こちら

委託販売するのは紺堂カヤ『口笛、東風となりて君を寿ぐ』と、紺堂×伴の共著『ミーティングは302で』の2タイトルです。
あまぶんのサイトに作品紹介と、推薦文が載っております!

 ○ミーティングは302で
 ○口笛、東風となりて君を寿ぐ

ミーティング~の推薦文は、われらが美人秘書・月慈稀羅が。
そして口笛~の方は僭越ながら伴が推薦文を寄せさせていただきました。
ご覧いただけたら嬉しいです^^*

あのね、、推薦文、「1000字まで」って言われたのに
1600字書いて送りました(◎_◎)
文字数を守らないというのは文字書きとして盛大に駄目ですね・・・ええ。ごめんなさい(猛省)
サイトに掲載されているものは、カヤちゃんに短くしてもらいました><
口笛が好きすぎて語りすぎたみたいです。。

ということで、せっかくなので(?)
折り畳んで全文掲載しておきます!
だいぶまとまりのない文ですが、ご興味のあるかたはどうぞ~^^

では!

紺堂カヤ著『口笛、東風となりて君を寿ぐ』推薦文

 ファンタジーを読まなくなったのはいつからだろう。幼い頃、村山早紀さんの『魔法少女マリリン』シリーズを夢中になって読んだ記憶はあるが、本を読むこと自体はずっと好きなのに、いつしかファンタジーというジャンルからは遠ざかっていた。
そんな私を大人になってから再び、ファンタジーの世界へと誘ってくれた一冊。それが、紺堂カヤ著『口笛、東風となりて君を寿ぐ』である。

 舞台は架空の国(キャッチフレーズとして"中華風味ファンタジー"を冠しているから、モデルは某大国なのだろうが)、崙国。
崙国の郡部の一つ、志知郡の若き郡主・尊 慶を主人公に、郡と国との対立、国と国との駆け引き、そして人と人との関わりをダイナミックに描いた力作なのだ。

 読み進めるうちまず驚くのは、設定の緻密さである。国、郡、政府の機関、役職などがしっかり決められていて、どこにも矛盾を感じない。なんと「別紙 地図&組織図つき」!
作中でも導入部で解りやすく説明されているが、それでいて説明臭くならず、すんなりとストーリーに入っていける筆力を感じる。
「設定が甘いのはイヤ」という人も「説明がくどいのはイヤ」という人も安心して読めるだろう。

 そしてストーリーに入り込んでしまえばあとは「一気読み」必須!
設定と同じくしっかりと構成され飽きさせない展開、それぞれにつらい過去や強い思いを抱えた登場人物たちの葛藤や成長、ときに笑えてときに泣けるシーン描写…
うーん、なんだかうまく言えなくて堅苦しくなってきてしまうけど、とにかく一度読んで、この世界を感じてほしい!そう思う作品である。

 好きなシーンやセリフなど言い始めるとキリがないほどあるし、中盤から終盤にかけての大ドンデン返しに悲鳴を禁じえないし、しかしネタバレになってしまってはいけないし…
ここで特筆すべきは、登場人物の魅力であろう。

 若くして郡主となった主人公・尊 慶。まっすぐな正義感と、闘いに熱くなると理性を失ってきてしまう側面も持ち、しかし民のために全力を尽くす。
慶を支える参謀的存在の女性、玄 葉。頭脳明晰、冷静沈着。しかしつらい過去を抱え、また自身の身体に抱える問題から、存在価値とでも言うべきものを模索し続ける。
慶の片腕とも言うべき軍士、呂 信影。軍の重役にありながら、慶と葉が幸せならあとはなんでもいい、って思っちゃってる節がある。強いのに、ある種アンバランスな二面性。
3人の互いを思い合う気持ちが、政治や戦争という大きな波に巻き込まれながらも決して失われず輝いている。

 以上3人の中心人物のほかにも、脇を固める人たちもとても魅力的!
隣国・タルドの兵士であり捕虜となったことから物語に深く関わってくる青年、峰 夜碧(登場シーンがかっこよすぎるのでオススメ)。あらゆることに諦念を持ってしまっているような(超変人)崙国の君主、柳 極。抜群の美貌と冴えた頭脳を持つ敵国・厳国の姫、陳 彩。凝ったキャラデザインで描かれたイラストも必見である。
さらに志知郡の重役の素敵なおじさまたち(かっこいいしかわいい・笑)、包容力バツグンのオネエ様な呉蘭医師、主君想いな使用人の少女、故郷を離れ軍に入った若き兵士…
一人一人が実に生き生きと、そして胸が苦しくなるような思いを持って描かれている。
郡主である慶が「みんなを幸せにしたい」と願うその思いが切々と読み手に響いてくるのは、そうやってすべての人に対して、作者が手を抜くことなく書ききっているからなんだろうな。

 そう。国同士のあれこれが絡む壮大なファンタジーなのに、作者がこの作品で描き出しているのは徹底して「人」だと感じる。
誰かを好きになること、自分自身や他人との齟齬に葛藤すること、犯してしまった過ちに対する後悔、どうにもできないことへの悲しみや怒り、そして、大切な人に幸せになってほしいと思うこと、そばにいてほしいと思うこと。それを象徴するラストシーンまで、ぜひ読んでほしい。
きっと読み終えたあと、あなたの心に口笛の音が染み入り、優しい東風が吹くだろう。
スポンサーサイト
[2016/05/27 21:28] | お知らせ・イベント情報 | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<秋の刊行予定など | ホーム | イベント御礼など!>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kurage3310x.blog.fc2.com/tb.php/120-34cd5aae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
ご訪問有難うございます。

プロフィール

伴美砂都

Author:伴美砂都
つばめ綺譚社の伴美砂都です。
小説を書いています。
どうぞよろしくお願いいたします。

twitter:
つばめ綺譚社@TsubameKitan
わたし@misatovan

小説通販 渡り鳥販売:
つばめ綺譚社通販
ピコ通販様

最新記事

カテゴリ

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR